晴れの日を装うにふさわしい上品かつ豪華な逸品です。金駒と同系色の色糸、白糸で縫い上げた、スッキリとしながらも重厚感のある黒留袖です。
新小石丸の生地に、はんなりとした白茶色の地色に艶やかな百花柄を配しました。咲き誇る花々を煌びやかな刺繍で彩り、優美で華やかな逸品に仕上げました。
創業以来、伝統を踏まえながら現代の志向に合わせた感覚で制作しました。絹糸を高度・緻密な技で織り込んだ、各種御召を発表します。
サフラン
サフラン〜薬用植物として有名な球根植物で、九月に植えると、十、十一月に、わずかに延びた新葉の間に花をひらく。漏斗状の六弁の花で、紫紅色または白色、柱頭は多肉で三つに裂け、鮮黄色である。この柱頭を早朝に摘んで、婦人薬または染料とする。花壇や庭園に植えて美しい。もっぱら観賞用のものは、ギリシャ名でクロッカスと呼んで、春咲きが多く、薬用サフランに対して、花サフランと言っている。洎夫藍(さふらん)。