繊細な糸目糊で風景を描き、彩色は濃度の異なった柔らかいぼかし使いで優美に仕上げた逸品です。
零余子
零余子(むかご・ぬかご)〜秋になって蔓や葉が黄ばんだ自然薯や長薯や仏掌薯の葉腋にできる肉芽で、形も大きさも一定ではないが、七、八ミリあまりの青褐色の粒である。とって炒ったり、茹でたりして食べるが、零余子飯にもする。とり残された零余子は、ほろほろとこぼれる。