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菊のきもの |
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猛暑の夏が過ぎると秋、秋といえば菊の季節です。
秋の日の集まりや、華やかなパーティーできもの好きといわれる方々が、「菊のきもの」をまとっている姿を度々みかけます。
不老長生の花、菊には女性を引きつける魅力があるのでしょう。
京友禅で表現された、香りただよう菊の美をご紹介します。
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▲訪問着「重陽の譜」 |
◆上賀茂神社(北区)
「重陽神事」
〜花に綿を被せた(着せ綿=香り、夜露をしみこませ、肌をぬぐうと老いが去るとする信仰に由来)菊を本殿に供える神事につづいて、氏子による「鳥相撲」が奉納されます。鳥相撲は、賀茂族の祖が神武天皇の東征を先導した八咫(やた)鳥だという伝説と、悪霊退治の相撲が結びついて始まったと伝わるもの。相撲のあとで「菊酒」がふるまわれます。
◆法輪寺(西京区)
「重陽節会(せちえ)」
〜十三詣りで知られる嵐山・法輪寺では、菊の雫で得た妙薬で長寿を保ったと伝えられる菊水延の中国故事に由来する、謡曲(能楽)「菊慈童」が奉納されます。 |
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