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首里の織物は、四百五十年にわたる琉球王朝(1429年~1879年)時代の王府として栄えた首里を中心とする地域で育まれ、伝えられてきた染織技法です。中国や東南アジア諸国等の影響を受けながらも、独自の発達をとげ、王家や士族階級の格式ある衣服として着用されました。
祝嶺恭子さんは、終戦後、大城志津子さん、宮平初子さん(重要無形文化財保持者~人間国宝)等と共に、首里の織物を復興、発展させてきました。
多和田淑子さんは大城志津子さんの直弟子、和宇慶むつみさんは宮平初子さんの直弟子です。 |
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○祝嶺恭子(しゅくみね・きょうこ) |
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1937年 |
那覇市に生れる |
1962年 |
女子美術大学芸術学部工芸科卒業 |
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首里高校教諭に採用 |
1976年 |
沖展正会員 |
1977年 |
全国伝統的工芸品展内閣総理大臣賞受賞 |
1980年 |
国画会会員 |
1987年 |
沖縄タイムス芸術選賞芸術大賞受賞 |
1990年 |
沖縄県立芸術大学美術工芸部デザイン・工芸学科教授に採用 |
1991年 |
沖縄県指定無形文化財首里織の技能保持者認定 |
1997年 |
沖縄染織研究会会長 |
1998年 |
首里の織物保存会会長 |
2002年 |
沖縄民芸協会副会長 |
2003年 |
初嶺織物研究所開設 |
2008年 |
銀座和光にて個展開催 |
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○多和田淑子(たわだ・よしこ) |
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1944年 |
石垣市に生れる |
1968年 |
成城大学・文学部・文芸学科卒業 |
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大城志津子織物研究所に入所 |
1970年 |
たわた工房設立 |
1972年 |
沖縄県立内職補導所・織布科指導員 |
1977年 |
琉球大学・教育学部・非常勤講師 |
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日本民芸館賞受賞 |
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第29回沖展・沖展賞受賞 |
1978年 |
日本クラフトコンペ「京都大会賞(清水建設賞)」受賞 |
1981年 |
第53回国展・新人賞受賞 |
1985年 |
第35回沖展・準会員賞受賞 |
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沖展会員 審査員 |
1988年 |
沖縄県技術アドバイザー(染織) |
1989年 |
沖縄県立芸術大学・非常勤講師 |
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沖縄県工芸指導所・非常勤講師 |
1991年 |
沖縄県指定無形文化財「本場首里の織物」技術保持者認定 |
1993年 |
第67回国展・会友作賞受賞 |
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国展(国画展)会員 鑑査委員 |
1997年 |
沖縄タイムス芸術選奨「大賞」受賞 |
2002年 |
沖縄県立芸術大学・教授採用 |
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○和宇慶むつみ(わうけ・むつみ) |
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1958年 |
沖縄県沖縄市出身 |
1986年 |
宮平初子に師事 |
1996年 |
沖縄県工芸公募展入選 |
1998年 |
沖縄タイムス「沖展」沖展賞受賞 |
1999年 |
沖縄タイムス「沖展」奨励賞受賞 |
2001年 |
沖縄タイムス「沖展」奨励賞受賞(準会員推挙) |
2003年 |
沖縄タイムス「沖展」準会員賞受賞 |
2004年 |
沖縄タイムス「沖展」準会員賞受賞(会員推挙) |
2005年 |
西部工芸展特別記念展入選 |
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