首里の織物は、四百五十年にわたる琉球王朝(1429年〜1879年)時代の王府として栄えた首里を中心とする地域で育まれ、伝えられてきた染織技法です。中国や東南アジア諸国等の影響を受けながらも、独自の発達をとげ、王家や士族階級の格式ある衣服として着用されました。 祝嶺恭子さんは、終戦後、大城志津子さん、宮平初子さん(重要無形文化財保持者〜人間国宝)等と共に、首里の織物を復興、発展させてきました。 多和田淑子さんは大城志津子さんの直弟子、和宇慶むつみさんは宮平初子さんの直弟子です。