矢代仁トピックス

第33回 夏の鼎美会
粛啓 新たな年を迎え、尊堂益々ご清栄の段慶賀の至りに存じます。
恒例の夏の鼎美会を開催することに致しました。
三社の精魂に成る夏物をご高覧ご批判を仰ごうと存ずる次第であります。
お繰合わせの上是非ご光来の程をお待ち申し上げます。

 とき 2月1日(金) 午前10:30〜17:00
 ところ 京都文化博物館(高倉三条上ル) 5階

【鼎美会主旨】
千總、川島織物、矢代仁(以下、私共三社)が、祖業として夫々幾星霜の風雪の下、互に持ち続け互に磨き続けて参りました奇しきよしみときずなを一層強め活かして、私共三社の特技を高める為益々研鑽と努力を注ぐ場として組織しました(発足以来46年)のがこの鼎美会であります。汗と油の滴る先人達の伝統は力めて守ると共に、進展する服飾文化の在り方にも意を用い、佳い染、良い帯、善い御召をと、私共三社が鼎の心を心とし其の美を念じて力を協せて参る考えであります。年々時を選んで陳列会を催しますのも諸賢の御教示と御批判を仰ぐ主旨に外なりません。

【鼎(てい・かなえ)とは】
鼎(てい・かなえ)鼎とは、鍋状の器に一対の耳と中実の三足を付けたものをいう。耳は棒を通して持ち上げるためのもの、足は下から火を焚いて中の肉類などを煮るためのものである。古代中国で、王権の象徴として重視され、礼器のうち最も尊ばれた。「鼎立(ていりつ)」の語があるように、三者が互いに向かいあって立つことの意。

「鼎」(殷代)
出典:講談社「故宮博物院」


春の染帯
五月は染帯の月といわれます。「春は塩瀬、秋は縮緬」という言葉があるとおり、塩瀬羽二重の生地は華やかで、春にふさわしい光沢です。お洒落な塩瀬の染帯は、個性とセンスを光らせます。
▲塩瀬染名古屋帯
【塩瀬とは】
塩瀬は羽二重の種類の一つで、経糸が密で緯糸に太目の糸が織り込まれるのでよこ畝(うね)の現れた重目羽二重です。




| 夏の鼎美会 | 春の染帯 | 矢代仁が出品する1月の主な催しの予定 |

矢代仁が出品する主な催しの予定
日程 場所
催し名
12月 31日〜1月9日 近鉄百貨店(阿倍野):店内 初売り
1月 2日〜7日 仙台三越:店内 初売り

3日〜7日 三越本店:店内 初市

3日〜22日 三越本店:店内 均一会

8日〜21日 仙台三越:店内 均一会

8日〜28日 札幌三越:店内 均一会

10日〜16日 神戸大丸:店内 新春きもの大祭典

12日〜14日 大阪高島屋:店内 初荷市

13日〜14日 大阪三越:美術クラブ 均一会事前

15日〜28日 大阪三越:店内 均一会

15日〜3月3日 三越本店:店内 売りつくし

16日〜21日 鹿児島山形屋:店内 名匠会

16日〜29日 名古屋松坂屋:店内 京呉服均一会

16日〜2月12日 横浜高島屋:店内 特選バーゲン

18日〜20日 糸園:店内 初荷開き

19日 三越本店:ホテルニューオータニ 相撲販売会

19日 銀座松坂屋:河庄双園 名織展

20日 上野松坂屋:両国第一ホテル 名織展

23日 松山三越:松山国際ホテル 金銀黄札

23日〜25日 佐賀玉屋:ホテルニューオータニ佐賀 武下様個展

26日 大阪高島屋:帝国ホテル大阪 豪華展

26日 京都高島屋:宇治市内 上品会拠点

27日 心斎橋大丸:ホテル日航大阪 感謝祭

27日 東武百貨店:八芳園 特招会

28日 京都高島屋:舞鶴市内 上品会拠点

29日 京都高島屋:福知山市内 上品会拠点

30日 仙台三越:ホテルメトロポリタン仙台 特選バザール




    YASHIRONI 株式会社 矢代仁
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