矢代仁トピックス


「矢代仁展」
草木の芽ぐむ春、常日頃のお引立心よりお礼申しあげます。本年の矢代仁展は、「国宝」をテーマに商品創作いたしました。
日本の御物と国宝は、遠い祖先の時代から、幾多の戦火や天災の中でまもりぬかれ、今日に伝えられた民族の文化遺産です。国宝の数々から感じる、「日本の美」と「創造する心技」を、矢代仁らしい織・染・繍で表現すべく努力いたしました。ご高覧を賜りますようご案内申しあげます。



染織光悦会
とき 4月19日(土)11:00〜17:00
ところ 京都文化博物館 6階


昭和3年、先代若松華瑶氏(帯の若松)等の声掛けにより、染織界への影響著しい、琳派の師、万能の天才本阿弥光悦(1558〜1637)翁に感謝、報恩の誠を尽くすを目的として発会、本年は数えて第四十六回。当日は商いをせず、同人研鑽を主とする作品展。会場は、光悦寺、国際会議場、愛染倉とうつり、現在は京都文化博物館。会員は2003/3現在、以下12社(五十音順)である。


季節の花ギャラリー
蕨(わらび):ワラビ科の多年草。古くから薇(ぜんまい)とともに春を告げる山菜の代表。長い柄の先に拳状に葉を巻いた新芽が伸びると柄ごと摘んで灰汁(あく)抜きをして食べる。
菫(すみれ):スミレ科スミレ属の多年草。東アジアの温帯に広く分布し、日本では日当たりの良い山野に約五十種が自生する。花は濃紫色で花期は三〜五月に横向きに咲く。ヨーロッパ原産で園芸品種となっているのは「三色菫」。
蒲公英(たんぽぽ):キク科の多年草。道端、土手などで普通に見られる、代表的な春の野の花。日本各地に二十種ほどが自生する、蝦夷蒲公英・関東蒲公英・関西蒲公英などの在来種が各地に分布するが、いずれも帰化した西洋蒲公英が在来種を駆逐する勢いにある。三〜五月ごろ黄色・白色の頭花が花茎に一つつく。
土筆(つくし):トクサ科の多年草。杉菜の胞子茎のことで枯れ草のなかのあちらこちらにニョキニョキと伸び出し、春を告げる。茎は淡褐色で節をもち、節ごとに、俗に「袴」と呼ばれる鞘(しょう。葉の退化したもの)をつける。茎の先端の長楕円体の頭部には胞子をもち、成熟すれば、飛散させる。飛散させた後は、すぐに枯れてしまう。高さは二十センチほど。緑色の栄養茎(杉菜、地下茎で胞子茎とつながっている)は土筆よりわずかに遅れて伸び出し、夏の終わりに枯れる。食用には「袴」を取って茹で酢の物などにする。
杉菜(すぎな):北半球に広く分布し、日本全土の原野、道端などに自生する。長く横に這う地下茎をもち、春、その節から地上茎を伸ばす。地上茎には胞子茎と栄養茎があり、先に出る胞子茎が土筆である。少し遅れて出る栄養茎は緑色で。これがいわゆる「杉菜」である。


歳時記より
雛祭(ひなまつり):三月三日に女子の息災を祈って行われる行事、桃の節句。陰暦、または四月三日に行うところが多い。人日(1/7)・端午(5/5)・七夕(7/7)・重陽(9/9)と並んで、五節句の一つ。人形で身体の穢(けが)れを祓い川に流した上巳(じょうし)の日の行事に、雛遊びの風習が習合したもの。今日雛段に飾る雛人形は、親王雛すなわち内裏雛を主として、官女雛・五人囃・矢大臣・三人使丁のほか雪洞(ぼんぼり)・左近の桜、右近の橘・菱餅・白酒・雛菓子・雛の調度などいろいろ。豆炒り・浅葱(あさつき)なます、また雛の貝と言って蛤・浅蜊などを供える。雛が坐り雛になったのは室町からで、室町雛・元禄雛・京雛・木彫雛・菜の花雛・立ち雛・紙雛・折雛など枚挙に暇がなく、今でも年々変り雛が作り出される。

三月(弥生→四月)の覚え書
・寒暖の交替期。地方によりずれはあるが、冴え返ることが繰り返されながら、
 早春の季節が過ぎて春が熟し始めた趣である。
・如月:陰暦二月の異称。気更に来るなどの義からともいわれ、
 寒いので着物を更に重ね着するので衣更着などとも書く。
3/1〜3/5 草木萌動(そうもくきざしうごく):七十二候、雨水の三候
3/6 啓蟄(けいちつ):二十四節気、陰暦二月節
雨水の後十五日。このころ土中に冬眠していた地虫・蛇・蜥蜴・蛙の類が穴を出てくるの意。
3/6〜10 蟄虫啓戸(ちつちゅうとをひらく):七十二候、啓蟄の初候
3/11〜15 桃始笑(ももはじめてわらう):七十二候、啓蟄の二候
3/16〜20 菜虫化蝶(なむしちょうとけす):七十二候、啓蟄の三候
3/21 春分(しゅんぶん):二十四節気、陰暦二月中
啓蟄の後十五日。この日太陽は春分点に達し、昼夜の時間が等しい。
3/21〜25 雀始巣(すずめはじめてすくう):七十二候、春分の初候
3/26〜30 桜始開(さくらはじめてひらく):七十二候、春分の二候


矢代仁が出品する主な催しの予定
  日程 場所 催し名
2月 20日〜3/6 紅屋:池田店、川西店 赤札市
27日〜3/12 東武百貨店:店内 春のきものコレクション
27日〜3/3 日本橋高島屋:店内 上品会
28日〜3/3 えり華:店内 丸岡正男作品と御召の会
3月 1〜2日 はばら:店内 丸岡正男展
2日 三越本店:東京會舘 逸品会
2〜3日 すがの屋:富士観光会館 玉裳会
  5〜11日 鶴屋百貨店:店内 お召と渋帯の会(新館一周年祭)
6〜7日 佐世保玉屋:店内 割引祭
11〜24日 三越本店:店内 きものと帯大競演
  13〜17日 Yayoi:店内 やよい展
15日 大阪高島屋:大和屋 上品会
18〜19日 岩田屋:ホテルオークラ福岡 競彩会
  18〜24日 大阪三越:店内 小紋の会
  19日 大阪三越:リーガロイヤルホテル 逸品会
19〜26日 鶴屋百貨店:店内 茶席のきもの(新館一周年祭)
19〜31日 伊勢丹:店内 期末決算バーゲン
19日〜4/1 名古屋三越:店内 有名老舗のれん市
25日 横浜高島屋:横浜プリンスホテル 上品会
26日〜4/1 横浜高島屋:店内 おしゃれきものの会
28〜29日 日本橋高島屋:般若苑 上品会
28〜29日 小大丸:ホテル日航大阪 白春展
  29日 クラタ:室町二条「矢代仁」 振袖注文販売会




    YASHIRONI 株式会社 矢代仁
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