粛啓 新たな年を迎え、尊堂益々ご清栄の段慶賀の至りに存じます。
恒例の夏の鼎美会を開催することに致しました。
三社の精魂に成る夏物をご高覧ご批判を仰ごうと存ずる次第であります。
お繰合わせの上是非ご光来の程をお待ち申し上げます。
【鼎美会主旨】
千總、川島織物、矢代仁(以下、私共三社)が祖業として夫々幾星霜の風雪の下、互に持ち続け互に磨き続けて参りました奇しきよしみときずなを一層強め活かして、私共三社の特技を高める為益々研鑚と努力を注ぐ場として組織しました(昭和32年発足)のがこの鼎美会であります。汗と油の滴る先人達の伝統は力めて守ると共に、進展する服飾文化の在り方にも意を用い、佳い染、良い帯、善い御召をと、私共三社が鼎の心を心とし其の美を念じて力を協せて参る考えであります。年々時を選んで陳列会を催しますのも諸賢の御教示と御批判を仰ぐ主旨に外なりません。
【鼎(てい・かなえ)とは】
鼎とは、鍋状の器に一対の耳と中実の三足を付けたものをいう。耳は棒を通して持ち上げるためのもの、足は下から火を焚いて中の肉類などを煮るためのものである。古代中国で王権の象徴として重視され、礼器のうち最も尊ばれた。「鼎立(ていりつ)」の語があるように、三者が互いに向かいあって立つことの意。
「鼎」(殷代)
出典:講談社「故宮博物院」
矢代仁の「家訓」は創業者矢代庄兵衛が常々皆にいいきかせてきた言葉を、宝暦八年(1758)に二代目庄兵衛と支配人とが「定メ」として書き記したもので、毎年一月四日(当時は正月三日と七月十七日)社長が社員に読んで聞かせることから、当社では「読みきかせ」と呼んでおり、これは第二次大戦中も絶えることなく連綿と続いて今日に至っています。この「定メ」は制定以来、江戸、明治、大正、昭和、平成の各時代を通じて矢代仁の伝統を育んできたものであり、当社の経営哲学となっているものです。
※ご参照:「トピックス・バックナンバー」
2001年12月号
に全文掲載
冬櫻
冬櫻〜寒桜とも言い、山桜の変種で、花期がきわめて早く、二月ごろすでに満開となる。花は淡紅色、彼岸桜に似て小木である。
日程
場所
催し名
12月
23日〜1/17
遠藤:店内
新春恒例赤札市
1月
2〜3日
日本橋三越本店:店内
福袋
2〜5日
札幌三越:店内
福袋
2〜14日
藤崎:店内
初売
6〜12日
岩田屋:店内
競彩会プレ
13〜18日
横浜高島屋:店内
上品会内覧会
13〜26日
日本橋三越本店:店内
京呉服均一会
14日〜2/3
東武百貨店池袋店(川島織物セルコン)
振袖展
16日
日本橋三越本店:市田東京店
相撲ツアー
17日
津田:室町二条矢代仁
京都ツアー
21〜22日
岩田屋:警固神社
特招会
23〜24日
大阪高島屋:スイスホテル南海大阪
上品会内覧会
23〜24日
大丸心斎橋店:店内
特選呉服大謝恩会&大振袖展
27日〜2/9
日本橋三越本店:店内
モダン礼装衣裳展
2月
4〜7日
大阪高島屋:店内
如月の会
5〜6日
伊勢丹:ホテルニューオータニ
丹青会
11日
岩田屋:レソラ天神
競彩会
12日
横浜高島屋:グランドオリエンタルみなとみらい
上品会内覧会
13〜14日
日本橋三越本店:ホテルニューオータニ
逸品会
17〜19日
京王百貨店新宿店:店内
特選会
17〜22日
大阪高島屋:店内
上品会内覧会
21日
松坂屋上野店:浅草ビューホテル
迎賓会
24〜29日
大阪高島屋:店内
振袖展
YASHIRONI 株式会社 矢代仁
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