格式ある正倉院華紋の多色刺繍による彩りと、背景の悠美な道長取りぼかしが、フォーマルな装いを演出します。
ななかまど
ななかまど〜山地に生ずる六メートルあまりの落葉喬木で木の肌は帯灰暗褐色で、細い皮目と臭気がある。葉は奇数羽状複葉で、小葉は長楕円形で先が尖り、鋸歯がある。白い小さな花が七月に開くが、晩秋の紅葉が美しい。その球形の実は、南天の実のように多数あつまって下垂し、真紅に熟れ、これも美しい。材は燃えにくく、七度竃(かまど)に入れても燃え残るという意味だそうである。