苧環(おだまき)〜春の花壇用として、古くから栽培される。丈は10センチ前後、茎や葉は白粉で覆われ、葉の形や色も美しく、白斑入りの葉をもった変種もある。斑入りおだまき。花は五片で萼(がく)と交互に立ち、その形が苧環に似ているから言うのであって、また、いとくり草とも言う。萼は淡緑色、花の色は鮮やかな碧紫色(へきししょく)で、きわめて美しい。深山おだまきから改良されたものだろうが、べつに、西洋おだまきがあり、丈が高く1メートルあまり、八重咲もあり、花期はややおそい。だいたい紫色だが、帯白・淡紅・濃紫などがある。洋名アクイレジア。