矢代仁トピックス

第49回夏の鼎美会
粛啓 新たな年を迎え、尊堂益々ご清栄の段慶賀の至りに存じます。
恒例の夏の鼎美会を開催することに致しました。
三社の精魂に成る夏物をご高覧ご批判を仰ごうと存ずる次第であります。
お繰り合わせの上是非ご光来の程をお待ち申し上げます。

とき:2月1日(金)10:30〜17:00ところ:京都文化博物館 6階
 
【鼎美会主旨】
千總、川島織物、矢代仁(以下、私共三社)が祖業として夫々幾星霜の風雪の下、互に持ち続け互に磨き続けて参りました奇しきよしみときずなを一層強め活かして、私共三社の特技を高める為益々研鑚と努力を注ぐ場として組織しました(発足以来53年)のがこの鼎美会であります。汗と油の滴る先人達の伝統は力めて守ると共に、進展する服飾文化の在り方にも意を用い、佳い染、良い帯、善い御召をと、私共三社が鼎の心を心とし其の美を念じて力を協せて参る考えであります。年々時を選んで陳列会を催しますのも諸賢の御教示と御批判を仰ぐ主旨に外なりません。
【鼎(てい・かなえ)とは】
鼎とは、鍋状の器に一対の耳と中実の三足を付けたものをいう。耳は棒を通して持ち上げるためのもの、足は下から火を焚いて中の肉類などを煮るためのものである。古代中国で王権の象徴として重視され、礼器のうち最も尊ばれた。「鼎立(ていりつ)」の語があるように、三者が互いに向かいあって立つことの意。
「鼎」(殷代)
「鼎」(殷代)
出典:講談社「故宮博物院」
読み聞かせ

矢代仁の「家訓」は創業者矢代庄兵衛が常々皆にいいきかせてきた言葉を、宝暦八年(1758)に二代目庄兵衛と支配人とが「定メ」として書き記したもので、毎年一月四日(当時は正月三日と七月十七日)社長が社員に読んで聞かせることから、当社では「読みきかせ」と呼んでおり、これは第二次大戦中も絶えることなく連綿と続いて今日に至っています。この「定メ」は制定以来、江戸、明治、大正、昭和、平成の各時代を通じて矢代仁の伝統を育んできたものであり、当社の経営哲学となっているものです。

※ご参照:「トピックス・バックナンバー」2001年12月号に全文掲載

季節の花ギャラリー
トサミズキ

トサミズキ

冬芽(ふゆめ)〜春萌え出す木の芽は、おおむね秋のあいだにできていて、鱗片で覆われたまま冬を越す。常緑樹にもあるが、裸木となった落葉樹の冬芽は、よく目につく。冬木の芽。



矢代仁が出品する主な催しの予定
  日程 場所 催し名
12月 26日〜1/8 日本橋三越本店:店内 大歳の市
1月 2〜4日 札幌三越:店内 福袋
2〜22日 鶴屋百貨店:店内 新春BS
3〜20日 遠藤:店内 赤札市
7〜11日 青山えり華:店内 はんぱもの市
9〜15日 札幌三越:店内 京呉服均一会
9〜22日 日本橋三越本店:店内 京呉服均一会
16〜22日 富山大和:店内 新春きもの祭
17〜21日 大阪高島屋:店内 上品会
17〜21日 トキハ:店内 矢代仁コレクション
19日 松坂屋静岡店:浮月楼 名作展
19〜20日 大丸心斎橋店:店内 特選呉服福の市
19〜21日 東京ますいわ屋:SMBCホール(三井住友銀行東館) 新春の集い
23日〜2/5 大丸心斎橋店:店内 冬の楽市
23〜29日 伊勢丹新宿店:店内 染帯と御召の会
25〜28日 千里中央 京ごふくたかはし:A&Hホール 春の市
26〜27日 高島屋関東:ホテル雅叙園東京 関東合同上品会
2月 1〜2日 伊勢丹:ホテルニューオータニ 丹青会
1〜3日 横浜高島屋:店内 上品会
2〜3日 藤崎:店内 小紋展
6〜12日 岩田屋:店内 競彩会
9〜10日 日本橋三越本店:ホテルニューオータニ 逸品会
9〜10日 名古屋三越:名古屋美術倶楽部 特選きものと帯奉仕会
10日 京都高島屋:ウェスティン都ホテル京都 春華コレクション(上品会)
11日 JR名古屋高島屋:名古屋マリオットアソシアホテル 薔薇会(上品会)
15〜29日 日本橋高島屋:店内 上品会
16〜17日 大和香林坊店:杉の井 穂濤 矢代仁・岩田二人展
16〜18日 東京ますいわ屋:東急百貨店渋谷本店 双裳展
17日 松坂屋上野店:浅草ビューホテル 迎賓会
22〜23日 トキハ:店内 巧裳会
22〜24日 銀座もとじ:店内 四季の帯暦
23〜24日 高島屋関西:大阪市中央公会堂(中之島) 上品会
27日〜3/5 新宿高島屋:店内 上品会




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