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絽訪問着「更紗文様」 |
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更紗文様〜インド・ペルシャ・ジャワ・シャム(タイ)などで作られた、主に染木綿布を更紗裂と呼び、異国風の趣が愛好され、わが国でも和更紗として作られた。異国の更紗は広範囲の地域にわたり、そのため更紗文様も多種多様で、植物文、人物文、小動物文、抽象文などがある。
更紗・皿紗・佐羅紗〜室町末期以降南蛮船の来航に伴い、インド・ペルシャ・シャム(タイ)・ジャワ産の主に花文の木綿布が舶載されたもの。江戸中期以降、日本でもこれを模して、鍋島更紗・天草更紗・長崎更紗・堺更紗などを作った。更紗の語源は明らかでないが、ポルトガル語のsarasa(木綿布の意)から出たとの説が有力。しかし、更紗の語は日本では一般的であるが、チンツ・バティックが国際共通語。インド・イランではカラムカリ(kalamkari)と呼び、中国では印華布という。技法は手描き、木版型・銅板型、蝋防染がある。用布は木綿布、まれに絹その他。又、文様染の上に金彩したものは金更紗・金華布という。
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