「波」の単衣付下着尺〜2008矢代仁「単衣・夏物」より
波頭文〜波の表現の中でも、波頭はダイナミックな感じの文様になる。蕨手状に大きく立ち上った形、弧線がいくつにも連結して不規則に重なり合った形など。波頭を大胆、巧みに意匠した小袖文様は多い。 波文〜千変万化する波の形態はそのまま種々な波文を作り出す。小波・片男波・立波・波頭・波濤文など、その特徴を巧みに文様化する。青海波・光琳波文などは最も様式化されたもの。染織品では、地紋としたり、風景の表現に使ったり、又、波そのものを主題に使ったりする。