江戸期・天和三年の奢侈禁止令により、金紗や総鹿子絞に代わって盛んになった技法。型紙を使い、染料を刷毛で摺り込んで疋田型の文様を染めます。遠目には絞りのように映ります。手括りに比べて粒が揃い、細かな彩色ができることで独自に発展しました。
「吉祥雅苑」
四枚の型紙を使い、繰り返し染めることで、陰影のある豊かな表情が生れます。