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春ひとえ |
秋ひとえ |
6/1〜6/30 |
9/1〜9/30 |
着用時期 |
その日の気候、外出先によっては5月下旬から着始めてもよいでしょう。 |
初夏の場合はひと足早く季節の装いを楽しみますが、9月は例外です。
9月末に袷を着て季節を先取りするということはありません。
10月になってから初袷となります。 |
素材 |
・絽紬、絽縮緬、夏結城、夏大島、木綿、麻縮などの肌にさらりとした素材。
・帯は紗袋、麻地、絽袋、絽袋名古屋、絽綴(つづれ)など。 |
・春ひとえの素材とほぼ同じです。
・彼岸を過ぎたら涼しげな素材から、綸子、縮緬、紬など透けない素材の単衣に戻ります。帯は縮緬地、紬地など。 |
色 |
・6月に入ると緑が一段と色を重ね、自然はひと色濃くなります。きものの色もきりっとして爽やかな寒色系が多くなります。
・水色、浅緑、白、灰色、朱、桔梗紫など。 |
・秋の風情を先取りする色合い。枯れた色調や温かみのある地色を選びます。
・初旬は淡い色、中旬以降はウコン、朱色、茶、緑、紺など深みのある色。 |
季節の柄 |
・雨、海、雲、虫、紫陽花、百合、薊(あざみ)、菖蒲、杜若(かきつばた)、鮎、鉄線など。
・秋草模様は春ひとえにも装えます。
全体の色調、秋草の内容にも気配りを(ススキや菊を入れず桔梗、撫子、女郎花などを中心とした柄も有り)。 |
・中旬までは秋草模様。
・中旬以降は菊や秋の風物、月見など。ススキ、菊、赤みの差した楓は秋を連想させるもので、秋ひとえに向く柄ゆきといえます。 |