矢代仁トピックス


「矢代仁展」
  文様の出典は法隆寺献納宝物の裂地で太子間道の名で古来著名である。
聖徳太子が勝鬘経(しょうまんぎょう:インド勝鬘夫人に対し釈迦が教えを説いた仏教教典)を講賛された際、幡(ばん仏・菩薩や法要の場を荘厳供養する旗)にこれを用いられたとの伝承からその名がある。
間道の名ではあるがこれは縞ではなく、絣の技法(経絣)による日本に現存する最古の裂で、五色の絹糸で織られている。インドから中国の絹産地、広東に伝わった絣の技法によるもので、広東錦として日本に渡来した(飛鳥時代)と考えられている。同様の裂が正倉院御物にもあるが、絣はそのあと室町時代の末頃まで見られない。近世に至って南蛮貿易によってもたらされた縞に伴って、絣もみられる様になるが、日本での本格的な絣の発達は江戸中期以降のことである。
この文様がなにを意味するかは以下諸説あるが、正倉院の奈良中期の染織文様に較べて古様である。
1)山岳を象形化したもの、東南アジア地域のイカットに広く分布している人像文様
(両手足を広げて立つ姿)ともみえる南方的文様である。
2)天地創造、万物の根元を「気」とする中国の古代思想を反映し、
沸き立ちのぼる「気」を表現した吉祥文様である。


季節の花ギャラリー
蓮(はす)
出典:矢代仁蔵書「四季の花」
蓮〜盛夏に涼を呼ぶ、代表的な水生植物として、古くから日本人に愛されてきた。水上に大きな多弁の花を咲かせる姿は、いかにも俗世を離れた美しさがあり、とくに日本、中国などでは、仏教との縁も深い。池や沼で観賞用に、また、食用とする根茎(蓮根)を収穫するためにも栽培される。花期は7〜8月で明け方、水上に抜き出た長い花柄(かへい)の頂に一個、まれに二個、大きな多弁の美しい花を咲かせる。花の直径は10〜25cm、色は紅、紅紫または白色で、芳香がある。咲いてから散るまでには規則性があり、夜明けに咲き始めた花は、正午には閉じてしまい、二日目、やはり夜明けに再び開いて、午後に八分通り閉じる。そして、三日目は夕方まで咲き続けるが、午後には外側の花弁から散り始め。四日目の午前中に散ってしまう。
※蓮見:池、沼、堀などの蓮は、ほのぼのと夜が白みかけるころ、紅または白の大輪の花を開き始める。暗いうちに起きて、その開き始めの蓮をわざわざ見にゆくことを蓮見といい、そのために仕立てた舟を蓮見舟と呼ぶ。吹田市の万国博記念公園や岡山の後楽園などで早朝から蓮見が催される。
※蓮には花を観賞するための花蓮と、地下茎がよく肥大した食用蓮がある。蓮根は秋から冬にかけて出回り、煮物、酢の物、すしの具などにされる。からしみそを蓮根の穴につめて揚げる「からしれんこん」は熊本地方の郷土料理である。


歳時記より
七月(文月→八月)の覚え書
・ほぼ晩夏にあたり、極暑の月であり、もっとも夏らしい月である。陽暦では月の中〜下旬にかけて南から順次梅雨が明ける。梅雨が明けると強い日差しが照りつけ、気温は急上昇する。涼風とともに雷が鳴り、夕立がくる。海水浴や登山で、海や山は賑わいをみせる。
・水無月:陰暦六月の異称。陽暦の七月ごろにあたる。水無月の名は字義どおり梅雨が明けて水も涸(か)れることに由来するとする説の他、水を田に注ぎ入れることから水の月の意とする説もある。青葉の茂る時期なので、青水無月などといわれる。常夏月、風待月、松風月、鳴神月、いすずくれ月などとも言う。
稚子看魚図:矢代仁蔵書「都乃錦」

7/2〜6 半夏生(はんげしょう):七十二候、夏至の三候
7/7  小暑(しょうしょ):二十四節気、陰暦六月節
〜夏至の後十五日。この日から暑中に入り、夏の真の暑熱期に入る。
7/7〜11 温風至(あたたかなるかぜいたる):七十二候、小暑の初候
7/12〜16 蓮始開(はすはじめてひらく):七十二候、小暑の二候
7/17〜22 鷹乃学習(たかすなわちわざをならう):七十二候、小暑の三候
7/23 大暑(たいしょ):二十四節気、陰暦六月中、
〜小暑の後十五日。大暑の候十五日が、だいたい夏の暑さ頂上である。
7/23〜28 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ):七十二候、大暑の初候
7/29〜8/2 土潤溽暑(つちうるおいてむしあつし):七十二候、大暑の二候
※半夏生(はんげしょう):陽暦7/2、夏至から十一日目、梅雨が明け、田植えの終期とされる。半夏(片白草)がこの頃葉が白くなる。

※土用(どよう):7/20〜8/7、春夏秋冬の各季節の最後(立春、立夏、立秋、立冬の四立の前)の十八日間をさすが、通常土用といえば夏の土用をさす。立秋の前十八日間、一年で最も暑い時期にあたる。土用一日目を「土用太郎」、二日目を「土用次郎」、三日目を「土用三郎」などと称す。農耕との結びつきも強く、土用三郎の天候によって稲の豊凶を占ったり、土用の丑の日に鰻を食べて英気を養う風習がある。中国では、五行説から、春は木、夏は火、秋は金、冬は水の支配するところとして、各季の終わり十八、十九日間を土の支配とし、土用と言ったが、後には夏の土用の専用となった。

※金魚:金魚売が天秤棒に金魚の桶をになって来ると、夏である。縁日の夜店にも、掬(すく)い取りをやらせる金魚屋が店を張る。品種が多く、和金、蘭鋳(らんちゅう)、琉金、出目金など。

※七夕:陰暦七月七日、またその日の行事。現在は陽暦七月七日や月遅れの八月七日に行う所が多い。この行事は中国の牽牛(農業に関する星)・織女(養蚕、糸、針仕事を司る星)の伝説とそこから派生した乞巧奠(きこうでん〜女子が手芸の上達を乞う)の行事が伝わり、日本の棚機津女(たなばたつめ)の信仰と習合したものとされる。江戸時代には五節句の一つとされた。笹竹に詩や歌を書いた短冊形の色紙を吊し、軒先や窓辺に立てて文字や裁縫の上達を祈る。仙台や神奈川県平塚の七夕祭は風物詩として有名。


矢代仁が出品する主な催しの予定
  日程 場所 催し名
6月 26日〜7/2 静岡松坂屋:店内 デラックスバーゲン
7月 1〜7日 大阪三越:店内 蔵開き処分市
  3日 岡山高島屋:ままかりホール きもの祭
  4日 札幌三越:ホテルオークラ 特選会
  3〜6日 佐世保玉屋:店内 割引祭
  5〜6日 大阪高島屋:太閤苑 夏の豪華展
  5〜6日 心斎橋大丸:店内 厳選大市
  9〜13日 岡山高島屋:店内 蔵ざらえ
  10〜23日 東武百貨店:店内 矢代仁セール
  11〜12日 名古屋三越:美術クラブ 夏の大蔵出し市
  12〜13日 三越本店:新喜楽 三煌会
  15〜21日 仙台三越:店内 矢代仁展
  16〜21日 佐賀玉屋:店内 のれん市
  17〜30日 神戸大丸:店内 室町大処分市売りつくし
  18〜20日 大阪高島屋:店内 蔵ざらえ
  23〜24日 本店三越 伊勢ツアー
  25〜27日 京都高島屋:店内 サロンバーゲン
  27日 心斎橋大丸:ホテルニューオータニ大阪 鳳凰会




    YASHIRONI 株式会社 矢代仁
〒604-0021 京都市中京区室町通二条南入蛸薬師町272-2
TEL (075)211-2421 FAX (075)211-2428
当ページに掲載されている情報・画像を、無断で転用・複製する事を禁じます。