○全国 |
1日 |
福岡市飯盛神社 |
粥占い |
1〜14日 |
奈良市東大寺二月堂 |
修二会 |
お水取りは13日。修二会というのは、唐の二月が天竺の正月に当たることから、それを祝うために行ったものを日本でならったもの。参篭する僧は観音の前で己の罪過を反省し、仏徒としての魂を鍛錬する。僧は二月二十日から精進を続ける。お水取りの日は多くの参詣者で賑わう。篭松明の行法が終わり、十三日午前二時、笙、ひちりきが堂内に響くと、「はす」という大松明が現れる。この夜童子が回廊で振り回す大松明の火の粉をあびると、厄除けのまじないになるといわれる。また、二月堂下の若狭井に練行衆がおりて秘法の香水を汲み、これを本堂の仏前にそえる。その水をいただけば、諸病諸厄四散すると伝えられる。 |
2日 |
小浜市神宮寺 |
お水送り |
東大寺のお水取りの水が、若狭より地中を通り、二月堂の若狭井に送られるという伝説にもとづく神事。 |
3日 |
新潟県大和町普光寺 |
浦佐の堂押 |
境内の毘沙門堂の祭り。裸押合祭、さんよ祭り等とも呼ばれる。午後六時半、不動滝の氷を割って水垢離(ごり)をとった、近郊から集まった白褌、草鞋ばきの男、浴衣姿の女が毘沙門堂に繰り込み、「サンヨ、サイヨウ」、「オウサイコウサイ」の掛け声とともに押し合い揉み合う。堂の中には高さ二メートル、重さ百二十キロあまりの大蝋燭が数本ともされ鑞を降らす。押し合ううちに扉の前に来た者から参詣を済ませる。押し合いが激しいほど毘沙門様がお喜びになり、国家安泰、五穀豊穣が約束されるという。 |
|
和歌山市淡島神社 |
淡島の雛流し |
身の穢を人形に託して祓う行事である。淡島神社は女の守り神として女性に信者が多く、古くから娘が成長したお礼と厄落としを兼ねて、形代の人形を奉納するならわしがあった。現在では全国から奉納された、壊れたり古くなったりした人形を供養したのち、白木の雛船に乗せて海に流す。 |
8〜10日 |
塩釜市塩釜神社 |
帆手祭り |
八日には、別宮と左右客拝殿で御幣神楽と、大和舞、巫女舞が奉納される。十日には、十六人の若者にかつがれた神輿が、塩釜神社の二百二十段に及ぶ一直線の石段を、一気に駆け降りる。あとに続く数百人の稚児行列の仕立てる旗が、船の帆のように見えるので帆手祭りの名がある。 |
9日 |
鹿嶋市鹿島神宮 |
鹿島祭頭祭 |
祭頭とは、祭りの頭役に当った村のことで、鹿島五十二郷から、前年の祭りで決定される。祭頭となった二村は、それぞれ七、八歳の子供を大総督として選ぶ。甲冑姿の大総督を先頭に色とりどりの鉢巻、たすき姿で祭頭歌を歌いながら練り歩き、最後に出立式を行う。 |
11日 |
高知県仁淀村秋葉神社 |
秋葉祭 |
13日 |
奈良市春日神社 |
春日祭 |
春日大社は藤原氏の氏神。京都の賀茂、石清水の二社と共に、三勅祭と呼ばれる。当日は御戸開神事、斎女の河頭の祓、神馬曳回し、大和舞など平安朝以来の古式を伝える行事が行われる。 |
15日 |
小牧市田県神社 |
豊年祭 |
|
秩父市恒持神社 |
恒持祭 |
|
奈良市春日大社 |
春日御田植祭 |
17日 |
長野県穂高町穂高神社 |
御奉射祭 |
18〜23日 |
羽咋市気多神社 |
御出祭 |
21日 |
和歌山県高野山金剛峯寺 |
正御影供 |
22〜24日 |
奈良県法隆寺 |
聖霊会 |
聖徳太子の御正忌の法要として行われる。秘仏とされる太子像も期間中開扉され、本堂には大きな餅花も飾られ、奈良古楽保存会による舞楽なども行われる。四天王寺では4/22。 |
25日 |
|
藤井寺市道明寺 |
28日 |
|
福岡県杷木町阿蘇神社 |
豊作祈願の祭り。正午に全戸が神社に集まり直会をした後、氏子の中からくじ引きで田の神になる代宮司を決める。午後三時に白装束に白頭巾に着替え、御幣をもった代宮司が獅子の先導で約1キロにわたる御神幸をする。道筋には、紺の半纏、注連縄の帯、白手拭をかぶった少年たちがいて、代宮司に泥を投げつける。泥がつけばつくほど豊作になるといわれる。 |
30日〜4/5 |
奈良市薬師寺 |
薬師寺花会式 |
造花法会。由来は、堀河天皇が嘉承二年(1107)、皇后の大病平癒を薬師如来に祈願したところ、快癒されたので、造花十二瓶を献じたのがはじまり。現在の花は、梅、桃、桜、椿、百合、藤、杜若、山吹、牡丹、菊の十種。 |
第1日曜 |
太宰府市太宰府天満宮 |
曲水の宴 |
初卯の日 |
熊本県一の宮町阿蘇神社 |
卯の祭 |
十三日間、火振り祭は期間中の申の日 |
中旬(土・日曜) |
近江八幡市日牟礼八幡宮 |
左義長祭 |
第2日曜 |
八王子市高尾山薬王院 |
火渡り祭 |
当山は関東の修練道場として知られ、火渡りは水行と並ぶ荒行の一つ。 |
下旬〜四月 |
長崎市 |
長崎の凧揚 |
三月(十五日間) |
大阪府立体育館 |
春場所 |
旧21日 |
和歌山県高野山金剛峯寺 |
旧正御影供 |