○京都 |
1日 |
左京区花背八枡町 |
虫送り |
稲につく害虫を追い払い豊作を祈願する行事。在所の春日社に参拝ののち、笹に虫を入れた竹筒をぶらさげて、これを先頭に太鼓を鳴らし松明をつけて行列し、虫を追う。 |
1〜7日 |
貴船神社 |
貴船の水祭り |
水恩感謝祭。神事のあと裏千家による献茶式、生間流式包丁、舞楽奉納がある。 |
1〜29日 |
八坂神社 |
祇園祭り |
八坂神社の祭礼に山鉾町の行事も加えて、7月1日の吉符入りから29日の神事済奉告祭までほぼ一ヶ月にわたる。16日の宵山、17日の巡行がクライマックス。 |
7日 |
北野天満宮 |
七夕祭り |
御手洗祭りともいう。文芸上達を祈願する祭り。祭神菅原道真遺愛の硯、水差し、角盥を神前に並べ、短冊の代わりの梶の葉七枚、ナス、キュウリ、みたらし団子などを供える。中門に七夕笹をたてて氏子の七夕祭りを行う。 |
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白峯神社 |
精大明神例祭 |
蹴鞠の飛鳥井家の祖先神精大明神をまつるもの。拝殿の横で梶鞠という蹴鞠を行う。祭礼のあと七夕小町踊り、織姫舞がある。小町踊りは元禄時代風の華やかな衣装の少女十三名が踊るもの。 |
9〜12日 |
千本釈迦堂 |
陶器供養法要と陶器市 |
陶器に感謝し、陶器業界の発展を祈願する法要。期間中、境内で陶器市が催される。 |
20日 |
城南宮 |
お涼み |
夏の例祭。土用の入りの宵に夕涼みをかねて宮参りする風習から生まれたもので、無病息災を祈願する。本殿前に榊の氷柱をおき、夕涼みの雰囲気をただよわせる。 |
22〜23日 |
伏見稲荷大社 |
本宮祭 |
稲荷大神に感謝し、商売の繁盛を祈る祭り。山には七千余の赤提灯でつくった大鳥居が夜空に浮かぶ。画家三百名の絵を張った行灯にも灯を入れる。22日は講員の盆踊りが行われる。 |
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長建寺 |
弁天祭り |
22日には弁天囃子があり、23日には子供獅子や神輿が伏見大手筋を練り、厄除けの柴灯大護摩供が修される。川辺に篝火(かがりび)を焚き、夜店でにぎわう。 |
25日 |
安楽寺 |
カボチャ供養 |
中風除け供養。7月24日に供養したカボチャを25日たいて参拝者に接待する。江戸時代、真空上人が「鹿ヶ谷南瓜」を食べると中風にかからないという霊感を得てはじめた催しという。 |
31日 |
御香宮神社 |
茅の輪の神事 |
夏越祓の神事。茅の輪をくぐって無病息災を祈る。茅の輪を知恵の輪と訛って、茅萱を結んで子供が頭に戴く風習がある。 |
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愛宕神社 |
千日詣り |
通夜祭。7月31日夜半から8月1日にかけて山上の神社に参拝すると、千日分の功徳に相当するという。山上で授かった「火廼要慎」の御札と樒の枝をかまどにまつる。 |
中旬 |
北区雲ヶ畑 |
虫送り |
藁で作った斎藤別当実盛の人形を中にして行列し、鉦や太鼓にあわせて、松明をもった子供が「送りば送りば稲虫葉虫……」とうたいながら村を通り抜け、村外れで人形を焼く。 |
第三日曜 |
松尾大社 |
御田祭 |
豊作祈願の神事。松尾、嵐山、下津林から十三歳の女子三名が選ばれ奉仕する。大人に肩車された植女が、宮司から下された三種の神苗をもって拝殿を三周する。境内では能囃を奏す。 |
土用の丑の日と前日 |
蓮華寺 |
きゅうり封じ |
キュウリによる疫病除け祈祷会。弘法大師がキュウリに疫病を封じ込め五智不動尊に祈願したのにはじまる。祈祷したキュウリを患部にあてて川に流すか、土中に埋める。北区西賀茂の神光院でも行われる。 |
土用の丑の日 |
下鴨神社 |
御手洗祭り |
境内末社御手洗社の例祭。平安時代、貴族の間で行われたみそぎ祓の風習が広まったもの。境内の御手洗池の水に足を浸して罪穢れを祓う。これは、安産にも効験があるという。 |
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木島神社 |
御手洗祭り |
境内に清水の湧き出る元糺の水があり、この池に足を浸すとしもやけや脚気にならないといわれている。 |