金魚草〜ヨーロッパ原産の観賞花として栽培される。60センチほどの茎に、披針形の葉をつけ、六、七月のころ、梢に多数穂をなして花梗のある花をひらくが、白・黄・紅・紫・橙黄など、その花色は一色ではない。花の姿が金魚の泳ぐさまに似て美しく、この名がある。
甜瓜(まくわうり)〜春に種を下ろした瓜畑の甜瓜は、茎蔓が巻髭となり、大形の心臓形の葉をつけて地を這ってのびる。初夏のころ、胡瓜の花より小さな黄色の花をつけ、結実して晩夏になると、長さ14〜15センチ、太さ径6〜7センチあまりとなって、芳香を漂わせて黄熟する。採取して水に冷やして淡緑の条のある皮をむいて食べるが、香り高く甘味があって美味である。甘瓜とも言う。品種が多く、一名白皮まくわとも言う梨瓜は漿液甘味ともに多く、鮮黄色で形が棗に似ている棗瓜の改良種である黄金まくわ、一名スウィート・メロンとも言い、甜瓜中の王座を占めている。また金まくわ一名縞瓜・明石メロン・悠紀メロンなどがある。 |