蕎麦の花〜立秋前後に畑に種を下ろすと、初秋
には花が咲き、晩秋には実を結ぶ。30センチほ
どの茎は淡緑色で紅色を帯び、緑色の葉の上に白または淡紅色の小さい花を集めてひらく。香りも高く、花盛りのころの蕎麦畑は、夜目にも仄白く美しい。
数珠玉〜郊外の水辺に多い草で、1メートルほどの黍のような緑色の茎を直立して叢生し、群生する。初秋、穂状に小さい白い花をひらき、晩秋、苞に包まれて7、8ミリあまりの球形の実を結ぶ。緑色から黒色となり、成熟すれば灰白色の光沢のある堅い卵形の実は、振ると乾いた音をたてる。孔があるので糸を通して数珠をつくる。 |