矢代仁トピックス



1)	第五十四回 鼎美会

第五十四回 鼎美会

粛啓 残暑の候、尊堂益々ご清栄の段慶賀の至りに存じます。
鼎美会は昭和32年の第1回から、お陰さまをもちまして第54回目を迎えることになり、
ここに開催する運びとなりました。
何卒ご指導ご鞭撻の思召を以って、ご光来下さいますよう謹んでお願い申し上げます。

1)	第五十四回 鼎美会
紋御召

【鼎美会主旨】
千總、川島織物、矢代仁(以下、私共三社)が祖業として夫々幾星霜の風雪の下、互に持ち続け互に磨き続けて参りました奇しきよしみときずなを一層強め活かして、私共三社の特技を高める為益々研鑚と努力を注ぐ場として組織しました(発足以来53年)のがこの鼎美会であります。汗と油の滴る先人達の伝統は力めて守ると共に、進展する服飾文化の在り方にも意を用い、佳い染、良い帯、善い御召をと、私共三社が鼎の心を心とし其の美を念じて力を協せて参る考えであります。年々時を選んで陳列会を催しますのも諸賢の御教示と御批判を仰ぐ主旨に外なりません。
【鼎(てい・かなえ)とは】
鼎とは、鍋状の器に一対の耳と中実の三足を付けたものをいう。耳は棒を通して持ち上げるためのもの、足は下から火を焚いて中の肉類などを煮るためのものである。古代中国で王権の象徴として重視され、礼器のうち最も尊ばれた。「鼎立(ていりつ)」の語があるように、三者が互いに向かいあって立つことの意。
「鼎」(殷代)
「鼎」(殷代)
出典:講談社「故宮博物院」


季節の花ギャラリー
藪茗荷、茗荷の花:矢代仁蔵書「四季の花」

藪茗荷、茗荷の花:矢代仁蔵書「四季の花」

藪茗荷〜ツユクサ科の多年草。本州中部以西の林下や竹藪に自生。茎は直立し、高さ約80センチメートル。葉は大きい狭長楕円形で、茗荷に似る。夏から秋、茎頂に長い円錐花序を立て、白色の小花をつける。果実は小球形で青く熟す。
茗荷の花〜茗荷の子も、初秋のころには、食用になるその花苞の頂きに、大形の淡黄色の可憐な花を蔟出する。花冠は唇形で、筒部は細ながく萼の上に突出し、花被片は披針形、唇弁は広卵形で薄い。一日でしぼむ。



矢代仁が出品する主な催しの予定
  日程 場所 催し名
7月 29日〜8/4 京王百貨店(おび冉):店内 京友禅展
8月 1日 日本橋三越本店:ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル 花火ツアー
  1〜10日 弥生:店内 矢代仁蔵出し市
  4〜19日 伊勢丹新宿店:店内 夏のクリアランス
  5〜11日 東武百貨店池袋店:店内 矢代仁セール

6〜8日 千總(岡山高島屋):店内 決算市

18〜31日 日本橋三越本店:店内 矢代仁染織逸品展

19〜31日 藤徳:店内 振袖展

20〜23日 大阪高島屋:店内 薔薇の感謝市

20〜23日 花柳:店内 振袖展

25〜27日 京王百貨店(おび冉):店内 特撰会

27日〜9/2 藤崎:店内 矢代仁御召展

28〜29日 近鉄百貨店:シェラトン都ホテル大阪 近鉄創業100周年記念 夏の特撰市

31日〜9/6 札幌三越:店内 均一会
9月
1〜6日 川徳:店内 徳彩会

1〜7日 高崎高島屋:店内 日本の絹展

4〜7日 つむぎや:店内 沼津つむぎや閉店売り出し

8〜14日 京都高島屋:店内 矢代仁290周年記念展

9日 藤崎:勝山館 秋の藤彩会

9〜13日 青山 ゑり華:店内 290周年御召展
  9〜14日 千粋:店内 千寿衣展
  10〜11日 小大丸:店内 白眉展
  11〜12日 日本橋三越本店:ホテルニューオータニ 逸品会
  11〜12日 松坂屋名古屋店:店内 秋のきもの逸品展
  14日 神戸大丸:オリエンタルホテル 豪華展
  14〜22日 そごう横浜店:店内 御召展
  15〜20日 大阪高島屋:店内 東西名匠老舗の会
  15〜28日 日本橋三越本店:店内 均一会




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