粛啓 残暑の候、尊堂益々ご清栄の段慶賀の至りに存じます。 鼎美会は昭和32年の第1回から、お陰さまをもちまして第54回目を迎えることになり、 ここに開催する運びとなりました。 何卒ご指導ご鞭撻の思召を以って、ご光来下さいますよう謹んでお願い申し上げます。
紋御召
藪茗荷、茗荷の花:矢代仁蔵書「四季の花」
藪茗荷〜ツユクサ科の多年草。本州中部以西の林下や竹藪に自生。茎は直立し、高さ約80センチメートル。葉は大きい狭長楕円形で、茗荷に似る。夏から秋、茎頂に長い円錐花序を立て、白色の小花をつける。果実は小球形で青く熟す。 茗荷の花〜茗荷の子も、初秋のころには、食用になるその花苞の頂きに、大形の淡黄色の可憐な花を蔟出する。花冠は唇形で、筒部は細ながく萼の上に突出し、花被片は披針形、唇弁は広卵形で薄い。一日でしぼむ。