友禅の鮮やかな彩色と刺繍をふんだんに使い、ボリュームのある豪華な逸品に仕上がりました。
淡彩で描いた連山と、豪華に縫い上げた金駒刺繍との対比が趣のある逸品です。
9月14日〜10月3日、京都室町御菓子司「然花抄院」に併設された≪ギャラリー素形≫にて開催されました。 京都室町御菓子司「然花抄院」http://www.zen-kashoin.com/ ≪ギャラリー素形≫http://www.su-ga-ta.jp
木ささげ:矢代仁蔵書「四季の花」
木ささげ〜中国原産の落葉灌木で川畔に自生するが、庭園にも植えられる。幹は六ないし九メートルに達し、葉は広卵形または円形。夏、暗紫点のある淡黄の花穂を開き、のちささげの莢(さや)のような、30センチほどの細長いさく果を垂れる。その実の煎剤を利尿剤として用いる。万葉集の詠まれた楸(ひさぎ)は、きささげのことを言う。楸は、連歌時代から秋に許用している。