4月1日、ビル葆光2階(京都市中京区)にて「2011年 矢代仁展」〜自然≪安曇野物語≫が開催されました。百貨店、専門店の皆様、多数にご高覧賜りました。
さりげなさの中に主張するこだわりや日本の心。「侘び・寂び」の世界観にも通ずるような色彩を押さえながらも決して凡庸としないオリジナリティ溢れるきものを発表します。お茶席にはもちろん、仰々しくならない、きものとしてご提案いたします。
「LUPINUSルピナス(昇り藤)」:矢代仁蔵書「西洋草花図譜」
ルピナス〜南ヨーロッパの原産で、大正年間に渡来し、庭園に植えられる。よく枝を分かって、掌状複葉をひろげ、初夏、茎の頂きに総状花序をなして、芳香のある蝶形花を輪状につづる。黄花のものは、伊豆大島に多く栽培し、和名は黄花羽団扇豆または昇り藤とも言う。羽団扇は葉の形で、昇り藤は花穂が直上するからである。一種かさざきルピナスは、むれからかさ・けのぼりふじとも言い、花の色は、紫・白・桃・赤・青などがある。