サルビア〜南ヨーロッパの原産で、園圃に栽培される。60〜90センチの茎の下部が木質となり、皺の多い白緑色の楕円形の葉をつける。夏がきて茎の梢に紫色または紅色の唇形花を輪生して、花穂をなすさまは美しい。セージとも言い、葉は薬用に、また西洋料理の香料に用いられる。
野牡丹(メラストマ)〜沖縄・台湾産で、日本内地では、時々栽培される常緑潅木。葉に粗い毛が多く、太い葉脈が数本縦に通り、夏枝先きに淡紫色の大輪の美しい五弁の花を開く。野生の牡丹にたとえた名である。日本の暖地産に、小形の姫野牡丹、一名草野牡丹がある。
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