白糸を基調とした淡彩な刺繍で、上品かつ豪華に仕上げました。横段の暈しをアクセントに配した、一針一縫、丹精を込めた秀作です。
極細の糸目糊で描き、彩色も柔らかい暈し使いで優美に仕上げました。繊細で上品な印象を与える逸品です。
彦根藩主井伊家に伝わる彦根屏風の模様を図案化しました。江戸時代の遊楽の様を入念に織り上げた逸品です。
和洋問わずsweetsにまつわるものをイメージして制作しました。ポップな色使いや、ビターな感覚のものなど楽しい作品です。
9月3日、京都文化博物館6Fにて、千總、川島織物、矢代仁、三社の「染、帯、御召」が発表されました。
9月8日、京都文化博物館 別館(旧日本銀行京都支店)にて、開催されました。会員は、きものの丸三イトカワ、岩田、室町の加納、千艸屋、に志田、帛撰、藤井絞、みやした、矢代仁の九社(イロハ順)。
ふじ、むらさき:矢代仁蔵書「四季の花」
藤の実〜晩春、美しい紫の房を垂れた藤が、花の後、実を結ぶ。秋には、白い碁石のような種子をもった、豆のような緑色の長い莢を結ぶ。晩秋には完熟し果皮が乾いて堅くなる。 紫式部〜実紫とも言う。山野に多く生ずる落葉灌木で、高さ1メートル数十センチほど。葉は楕円形で、両端氏が尖り、鋸歯がある。六、七月ごろ、淡紫色の細かい花を聚繖(しゅうさん)状にむらがり咲かせ、香気がある。花の後に結ぶ小さな球形の漿果は、秋に至って紫色に熟して美しい。才女紫式部の名を借りたもの。白果種を白式部という。