枯木~冬になって、葉がことごとく落ちつくした落葉樹で、枯死した木ではない。その群落を枯木立と言う。枯木立の色にも独特の美しさがある。名のある木の落葉しつくしたさまを総括して名の木枯ると言い、個々の木の名を冠して桜枯る・銀杏枯る・桑枯る・茨枯るなどと言う。また語呂がよいものは、枯銀杏・枯藤・枯茨などと言ってもよい。枯木・裸木・枯枝・枯木宿。
冬枯~野山や路傍や庭などの草木が枯れはてて、満目枯色と化した、荒涼たる景色である。枯山・冬枯道。
寒林~落葉樹は葉をおとしてしまった、寒むざむとした冬の林である。一本の木の場合は寒木と言う。