日本の誇る稀代のアーティスト伊藤若冲の生誕三百年を記念し、その代表的な作品をオマージュしました。若冲の超越したデザインと色づかいは、現代においても色あせることはありません。
4月10日、京都文化博物館 別館(旧日本銀行京都支店)にて、開催されました。会員は、きものの丸三イトカワ、岩田、室町の加納、千艸屋、に志田、帛撰、藤井絞、みやした、矢代仁の九社(イロハ順)。
敦盛草
敦盛草(あつもりそう)〜山中日当りよい草原に生ずる30センチあまりの蘭科の草で、微毛のある茎を直立して、広楕円形の蘭に似た葉を三、四枚、茎を抱くようにつける。梅雨のころから、茎の頂きに6センチに及ぶ紅紫色の美しい花をひらくが、その花色は日を経て淡紅色に変る。囊(ふくろ)形の唇弁(しんべん)があり、それを平敦盛が背負う母衣(ほろ)にたとえて、この名があり、熊谷草(くまがえそう)と相対している。