独特なシボや風合いが特長の縞・上代御召に、ローケツ・絞り・友禅の染加工を施した作品を紹介いたします。
動物の愛らしさをモチーフにした着尺や染帯、ちょっと個性的でカジュアルな着こなしを提案します。
様々な風合いや色彩の御召、染着尺と染帯を揃えました。シンプルでさりげなく、大胆に華麗に、その時々の気分で楽しんで頂けるようなコーディネートを提案いたします。
タマノカンアオイ
寒葵〜葵と言うが、葵とは別種の草で、山中の陰地に生じ、強い芳香がある。暗紫色の根茎から短い茎を出し、茎の頂きに一葉一花をつける。葉は心臓形で、長さ十センチほど、表面は濃緑色で、白斑または白脈があり、まばらな毛が生えている。初冬から早春まで花を開くが、短い梗について点頭し、あるいは側を向き、多くはなかば地に埋もれている。暗紫色でまま緑黄を帯び、萼は多肉で三片に裂け、花弁がない。その葉は冬を凌いで常緑である。漢名は杜衡は一種の丸葉寒葵で、本州西部か九州の山地に生じ,往々観賞用に栽培される。