矢代仁トピックス

第47回夏の鼎美会
粛啓 新たな年を迎え、尊堂益々ご清栄の段慶賀の至りに存じます。
恒例の夏の鼎美会を開催することに致しました。
三社の精魂に成る夏物をご高覧ご批判を仰ごうと存ずる次第であります。
お繰合わせの上是非ご光来の程をお待ち申し上げます。

とき:2月1日(水) 10:30〜17:00ところ:京都文化博物館 6階
 
【鼎美会主旨】
千總、川島織物、矢代仁(以下、私共三社)が祖業として夫々幾星霜の風雪の下、互に持ち続け互に磨き続けて参りました奇しきよしみときずなを一層強め活かして、私共三社の特技を高める為益々研鑚と努力を注ぐ場として組織しました(昭和32年発足)のがこの鼎美会であります。汗と油の滴る先人達の伝統は力めて守ると共に、進展する服飾文化の在り方にも意を用い、佳い染、良い帯、善い御召をと、私共三社が鼎の心を心とし其の美を念じて力を協せて参る考えであります。年々時を選んで陳列会を催しますのも諸賢の御教示と御批判を仰ぐ主旨に外なりません。
【鼎(てい・かなえ)とは】
鼎とは、鍋状の器に一対の耳と中実の三足を付けたものをいう。耳は棒を通して持ち上げるためのもの、足は下から火を焚いて中の肉類などを煮るためのものである。古代中国で王権の象徴として重視され、礼器のうち最も尊ばれた。「鼎立(ていりつ)」の語があるように、三者が互いに向かいあって立つことの意。
「鼎」(殷代)
「鼎」(殷代)
出典:講談社「故宮博物院」
読み聞かせ

矢代仁の「家訓」は創業者矢代庄兵衛が常々皆にいいきかせてきた言葉を、宝暦八年(1758)に二代目庄兵衛と支配人とが「定メ」として書き記したもので、毎年一月四日(当時は正月三日と七月十七日)社長が社員に読んで聞かせることから、当社では「読みきかせ」と呼んでおり、これは第二次大戦中も絶えることなく連綿と続いて今日に至っています。この「定メ」は制定以来、江戸、明治、大正、昭和、平成の各時代を通じて矢代仁の伝統を育んできたものであり、当社の経営哲学となっているものです。

※ご参照:「トピックス・バックナンバー」2001年12月号に全文掲載

季節の花ギャラリー
枯野

枯野

枯野〜霜降り、草枯れ、虫の音絶えて、蕭条(しょうじょう)たる冬の野である。朽野(くだらの)として用いているのは古くからの誤用である。枯野原、枯原、枯野道、枯野宿、枯野人。
朽野〜山部赤人の歌「百済野の萩の古枝に春待つと居りし鶯鳴きにけむかも」の歌意を誤って、くだら野を朽野と解し、枯野の意味に使った。百済野は大和の地名で、かつて帰化人たちが住んだので名づけられ、大宮と大寺とが建てられた。それらが衰頽して、その荒涼とした冬景色を赤人が歌に詠んだのである。今でも百済寺の址に、鎌倉期の三重塔が残っている。



矢代仁が出品する主な催しの予定
  日程 場所 催し名
1月 2日 藤崎:店内 初売
  2〜3日 日本橋三越本店:店内 福袋
  3〜4日 札幌三越:店内 福袋
  3〜10日 名古屋三越:店内 振袖展
  4〜15日 遠藤:店内 初売
  9〜15日 藤崎:店内 呉服初蔵出し市
  11〜16日 札幌三越:店内 京呉服均一会
  11〜23日 日本橋三越本店:店内 京呉服均一会
  11〜24日 名古屋三越:店内 京呉服均一会
  12〜23日 千粋:店内 千寿衣展
  15日 高島屋全店:名古屋マリオットアソシアホテル 上品会
  19〜23日 大阪高島屋:店内 上品会
  21〜22日 大丸心斎橋店:店内 特選呉服市
  26日〜2/1 トキハ:店内 色無地展
  28〜29日 関東高島屋:新喜楽 上品会
2月 1〜6日 横浜高島屋:店内 上品会
  10〜11日 トキハ:店内 巧裳会
  10〜12日 後藤:店内 彩りの会
  10〜12日 小大丸:店内 さわらびの宴
  11日 岩田屋:レソラ天神 競彩会
  12日 京都高島屋:ウェスティン都ホテル京都 春華コレクション(上品会)
  16〜20日 大阪高島屋:店内 如月の会
  16〜21日 大阪高島屋:店内 振袖フェアー
  18〜19日 関東高島屋:金田中 上品会
  18〜19日 大丸心斎橋店:帝国ホテル大阪 大丸ロワイヤル
  22〜28日 横浜高島屋:店内 丸岡正男展
  25〜26日 大阪高島屋:綿業会館 上品会




YASHIRONI 株式会社 矢代仁
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