矢代仁トピックス

鼎美会
粛啓 新春の候、尊堂益々ご清栄の段慶賀の至りに存じます。
鼎美会は昭和32年の第1回から、お陰さまをもちまして第61回を迎えることになり、ここに開催する運びとなりました。
何卒ご指導ご鞭撻の思召を以って、ご光来下さいますよう謹んでお願い申し上げます。

とき:2月3日(金)10:00〜17:00ところ:京都文化博物館 6階
 
紋御召

紋御召

夏織訪問着有職紋紗

夏織訪問着有職紋紗

 
【鼎美会主旨】
千總、川島織物、矢代仁(以下、私共三社)が祖業として夫々幾星霜の風雪の下、互に持ち続け互に磨き続けて参りました奇しきよしみときずなを一層強め活かして、私共三社の特技を高める為益々研鑚と努力を注ぐ場として組織しました(発足以来53年)のがこの鼎美会であります。汗と油の滴る先人達の伝統は力めて守ると共に、進展する服飾文化の在り方にも意を用い、佳い染、良い帯、善い御召をと、私共三社が鼎の心を心とし其の美を念じて力を協せて参る考えであります。年々時を選んで陳列会を催しますのも諸賢の御教示と御批判を仰ぐ主旨に外なりません。
【鼎(てい・かなえ)とは】
鼎とは、鍋状の器に一対の耳と中実の三足を付けたものをいう。耳は棒を通して持ち上げるためのもの、足は下から火を焚いて中の肉類などを煮るためのものである。古代中国で王権の象徴として重視され、礼器のうち最も尊ばれた。「鼎立(ていりつ)」の語があるように、三者が互いに向かいあって立つことの意。
「鼎」(殷代)
「鼎」(殷代)
出典:講談社「故宮博物院」
読み聞かせ

矢代仁の「家訓」は創業者矢代庄兵衛が常々皆にいいきかせてきた言葉を、宝暦八年(1758)に二代目庄兵衛と支配人とが「定メ」として書き記したもので、毎年一月四日(当時は正月三日と七月十七日)社長が社員に読んで聞かせることから、当社では「読みきかせ」と呼んでおり、これは第二次大戦中も絶えることなく連綿と続いて今日に至っています。この「定メ」は制定以来、江戸、明治、大正、昭和、平成、令和の各時代を通じて矢代仁の伝統を育んできたものであり、当社の経営哲学となっているものです。

※ご参照:「トピックス・バックナンバー」2001年12月号に全文掲載

季節の花ギャラリー
大根

大根

大根〜日本でもっとも用途の広い野菜である。ふつう、八、九月の候に播種し、生育に応じて間引いてゆき、年内に収穫しおわる。用途によって沢庵大根・干大根・煮大根などに区別し、茎葉までも利用される。尻細のものと尻丸のものとがあり、根身が地上に抽出する種類が多い。宮重大根は愛知県西春日井郡宮重村が本場で、根の半分ほどが抽出して緑色になるので青首大根とも言われ、肉質が緻密で甘く煮ても漬けても干してもよい。神奈川県三浦郡の三浦大根はその形から中膨大根とも言い、一、二月の厳寒期出盛り、風呂吹・おでん・野菜鍋などによい。その他練馬原産で、広く関東に栽培される練馬大根、横浜付近の寺尾大根、埼玉県の理想大根(沢庵漬に理想的な形と言うこと)一名西町大根、愛知県の方領大根・堀江大根、三重県の御園大根、京都付近の鳴滝大根・桃山大根、秋田の秋田大根、福島県の赤筋大根などがある。特殊な形状のものでは、京都府愛宕郡聖護院の産で、千枚漬などに利用する円形の聖護院大根、それに似てやや小形の鞍馬口大根、直径二センチほどの細長で長さ一メートル前後に達し、粕漬にして守口漬として知られる岐阜市の南部で産する守口大根、径十センチ、丈二十五センチほどで、尖端が鼠の尾のように細長く、辛味が強烈な滋賀県坂田郡上野村の鼠大根一名伊吹大根、東京付近に産する徳利状の徳利大根、広島県産で紡錘(つむ)形のうぐろ大根、丸くて鼠の尾のように尖端細長い京都鷹ヶ峯の辛味大根などがある。日本の大根はもともと沢庵漬に適する品種が多く作られ、各家庭で四斗樽に自家用として大量に漬けこんで来たが、近ごろはそれほどでなくなった。



矢代仁が出品する主な催しの予定
  日程 場所 催し名
12月 25日〜1/7 日本橋三越本店:店内 大蔵の市
1月 2〜3日 藤崎:店内 初売
2〜4日 日本橋三越本店:店内 新春祭(福袋)
2〜4日 札幌三越:店内 福袋
4〜20日 遠藤:店内 新春赤札市
7〜13日 札幌三越:店内 京呉服均一会
8〜21日 日本橋三越本店:店内 京呉服均一会
15〜28日 名古屋三越:店内 京呉服均一会
16〜20日 トキハ:店内 矢代仁三百年展
19日 静岡松坂屋:浮月楼 名作展
25〜27日 川島織物:岡崎市竜美丘会館 竜裳会
2月 2日 神戸大丸:生田神社 生田神社BS
7〜10日 呉服の小いけ:酒田中町店内 掬美会・矢代仁三百年展
8〜9日 大丸心斎橋店:リーガロイヤルホテル大阪 ロワイヤル
15〜16日 日本橋三越本店:ホテルニューオータニ 逸品会
15〜17日 東京ますいわ屋:東急百貨店渋谷本店 双裳会
16日 松坂屋上野店:浅草ビューホテル 迎賓会




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