矢代仁トピックス
 
本年に賜りましたご厚情を深謝いたしますとともに、明年も変わらぬ交誼のほどお願い申し上げます。

←「肥後国熊本玩具獅子頭」:矢代仁蔵書より




2003年単衣、夏物の新作発表です、
ご来場お待ち申しあげております。


▲「付下」
  最近都会で見かけることは少なくなりましたが、蝶は春という季節にこだわるときにふさわしい柄の一つです。蝶は昆虫界でもっとも美しい仲間であり、花にたわむれて風情を助け合います。実際には、六、七月に最も数が多くなるのですが「チョウチョウ」という言葉から連想されるものは春であり、中でも菜の花畑に舞う紋白蝶です。それは、さびしく長い冬もようやく終わって、春を迎えた人々の心の喜びを最もよくあらわしているからでしょう。


11月21日(木)えびす講神儀に続き、恒例の講演会が行われました。
本年の講師は日本交渉学会理事、日本国際政治学会員であります、川村悦朗先生(アーモスト戦略交渉術研究所代表)にお願い致しました。演題は「相手を見極める交渉術」。
内容は、北朝鮮、イラク問題など政治・外交・経済にまで広くおよびました。21世紀社会のキーワードは(1)グローバリゼーション (2)能力主義 (3)契約主義であり、日本社会は加速度的に欧米化するであろう。 その時、ネゴシエーションが重要となる。交渉力の第一歩は「勇気を持って、自分の意見をハッキリ言うこと」と、力説されました。


▲「定メ」
  矢代仁の「家訓」は創業者矢代庄兵衛が常々皆にいいきかせてきた言葉を、宝暦八年(1758)に二代目庄兵衛と支配人とが「定メ」として書き記したもので、毎年一月四日(当時は正月三日と七月十七日)社長が社員に読んで聞かせることから、当社では「読みきかせ」と呼んでおり、これは第二次大戦中も絶えることなく連綿と続いて今日に至っています。この「定メ」は制定以来、江戸、明治、大正、昭和、平成の各時代を通じて矢代仁の伝統を育んできたものであり、当社の経営哲学となっているものです。

※ご参照:「トピックス・バックナンバー」
 2001年12月号に全文掲載


  南天の実:南天は花(五〜六月に白色の目立たない小花を多数)の後、丸い小さな実を、かたまって穂のようにつける。晩秋から冬のあいだ、紅く熟す。雪をかぶった姿は美しく、正月の活花(いけばな)などにする。まれに白南天もある。白色種の果実を乾燥させたものは生薬の南天実。アルカロイドを含み、漢方では鎮咳薬として有名。

なんてん:矢代仁蔵書「四季の花」


河豚:腹部が丸くふくらんで滑稽な形をしている。瞼(まぶた)があって蛙のように目をつむる。肝臓と卵巣に猛毒を含んでいるので、料理のさい注意してこれらを除去し、肉を十分水洗いする必要がある。季節は十月上旬から三月上旬までだが、美味なのは十一月から二月までである。種類が多いが、真河豚はもっともふつうのもので、滑(なめら)河豚とも言い、毒はひどくない。虎河豚は河豚料理の本場、下関地方で使っているもので、この地方で真河豚と言い、もっとも美味で、河豚提灯の材料にもなる。  
河豚:矢代仁蔵書「魚貝略画式」
刺身は薄作りにして透きとおった身を美しい赤絵の大皿に盛る。河豚鍋(河豚ちり)・河豚汁など調理法多く、中(あた)るという洒落から、俗に鉄砲鍋・てっちりとも言う。虎河豚の鰭(ひれ)を焼いて酒の中に入れ、ちょっと火を点じて酒精分を除いたものを鰭酒と言い、香気よく美味である。

十二月の覚え書
・冬半ばである。一年の最後の月。日が短くなって日ごとに寒さが加わり、
 屋内の暖房は欠かせない。野外の景色は侘(わ)びしさを増すが、
 中旬にはクリスマス気分の華やかさと歳末の慌ただしさが町に漂う。
・霜月:陰暦十一月の異称。陽暦では十二月ごろになる。霜もきびしく降りるころ。
・師走:陰暦十二月の異名だが、歳末の感じをこめて陽暦十二月に用いられる。
12/3〜6 橘始黄(みかんはじめてきばむ):七十二候、小雪の三候
12/7 大雪(たいせつ):二十四節気、陰暦十一月節
小雪の後十五日、すなわち陽暦十二月七日ごろにあたる。積陰雪となって、
ここにいたって大となる意である。
12/7〜11 閉塞成冬(へいそくしてふゆをなす):七十二候、大雪の初候
12/12〜16 熊蟄穴(くまあなにちつする):七十二候、大雪の二候
12/17〜21 魚群(さけむらがる):七十二候、大雪の三候
12/22 冬至(とうじ):二十四節気、陰暦十一月中
大雪の後十五日。太陽の高度が最も低く、昼の時間が短い。したがって夜が一年で一番長い。この日を極限としてまた日がだんだん長くなるので一陽来復と称して粥(かゆ)、蒟蒻(こんにゃく)や南瓜を食べたり、柚子湯を立てて入る習慣がある。
12/22〜26 乃東生(うつぼぐさしょうず):七十二候、冬至の初候
12/27〜31 麋角解(おおじかのつのおつ):七十二候、冬至の二候
※鮭:場所によって違うが、9月から翌年1月にかけて産卵のため大群をなして川を遡(さかのぼ)る。その時期は北方で早く、南方ではおそい。上流で産卵し、孵化(ふか)した稚魚は海に下って成長する。利根川を南限とし、北海道西岸に多い。
※柚子湯:冬至の日に、各家庭でも銭湯でも香りの高い柚子の実を風呂に浮かべて入浴する。柚子湯に入ると無病息災でいられるという俗信がある。
※靫草(うつぼぐさ):日当たりの良い草地に生えるシソ科の多年草。六月ごろ、茎頂の短い穂に紫色の唇形花を開き、形が靫に似ている。夏のうちに枯れて黒くなるので夏枯草とも言う。靫とは太い筒形の中のがらんどうな所に矢を入れ、腰につけて持ち歩く武士の道具。
※鹿の角落つ:二月ごろ牡鹿(おじか)の角は自然に落ちる。角は初夏にまた再生し、そのたびに大きくなり枝が多くなる。


矢代仁が出品する主な催しの予定
日程 場所 催し名
11月 20日〜12/3 名古屋松坂屋:店内 歳末特別奉仕
  23日〜12/2 三越本店:店内 江戸小紋展
12月 1〜2日 小大丸:梅田グランド 半額市
  4〜10日 名古屋三越:店内 謝恩セール
  4〜17日 横浜高島屋:店内 きものウイークス
  5日 仙台三越:大観楼 大見切市
  5〜11日 トキハ:店内 結びの大市
  6〜8日 大阪高島屋:店内 感謝市
  7日 矢代仁:東織厚生年金会館 ファミリーセール
  8日 千總・川島織物・矢代仁:東織厚生年金会館 感謝祭
  10〜29日 広島三越:店内 矢代仁BS
  11〜20日 久留米岩田屋 拠点販売
  12〜15日 京都高島屋:店内 サロンバーゲン
  14〜15日 三越本店:濱田屋 大見切市
  14〜25日 鶴屋:店内 総ざらえ
  18〜19日 三越:修善寺温泉 特選ツアー
  21〜31日 熊本岩田屋:店内 売尽しセール
  24〜31日 福岡岩田屋:西新店 西新閉店セール




    YASHIRONI 株式会社 矢代仁
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